第一回電書フリマ/ラインナップ紹介 5

『電書って、いくらですか?』


うーん、いくらにしようか……
価格は筆者のみなさんが自分で決めるのですが、
これがなかなか難しい。


電書には、基本的に印刷費も運搬費もかかっていません。
「データを売る」という経験も、ほとんどの人が初めてです。
判断基準は、自己評価×制作の苦労×作品への愛÷謙遜、
といったところでしょうか。


電書部では、とりあえず最低価格を「100円」に決めました。
まだ価格が決まっていないものもありますが、
おおむね100〜500円前後に落ち着く見込みです。


『東京トイボツ(没)クス』うめ
もうひとつ幻の第一話があった! お蔵入りした没ネームを電書でこっそり公開。物語の入りと出は、いっしょなのにまったく別の話。対面販売の電書フリマでしか手に入らない珍品です! 34ページ。


『青空ファインダーロック 高解像度版』うめ
テツローは、アイドルグラビア専門のレタッチャー。世には出せないシワ、たるみ、刺青の痕なんかを修正する毎日。そんなある日、舞い込んできた1枚の写真に写っていたのは、なんと高校のときの同級生で…。26ページ読切マンガ。


『南国スパイラル』うめ
都会の生活に疲れたハヅキがやってきたのは、沖縄のある離島。島の人たちとの軽口や、ゆったりとした島の時間の流れに、のんびりするハヅキ。しかし実はハヅキには、ある秘密があって…。単行本未収録。旧題『カミサマの地図』。34ページ読切マンガ。


『ウサマロと小さな竜』原作:もちゆめ 作画・脚色:井上理視
不思議でとっても可愛い生き物・ウサマロ。傷ついた竜・キュンキュンのおうちを見つけるため、親友のオカッパンダちゃんと3人(匹?)で大冒険!全編カラー、大人も子供も笑って泣ける長編漫画です!


『大道芸における差別と笑い』池田智恵・小林央
日本で数少ない回遊パフォーマー“重森一”。全身銀色に塗った風貌で街全体をハプニングの渦へと巻き込んでいく。彼が感じる差別とは?笑いとは?電子書籍部部長米光一成氏が鋭く切り込み、池田・小林が違った視点で書き下ろした異色のインタビュー記事。


『自主映画テクニカVOL.1』水藤友基
カネもジカンもヒトもない。それでもメチャメチャおもろい映画を作ってしまうヤツラがいる。必要なのは才能じゃなくて技術だ! 具体的な演出の手順に焦点をしぼったインタビュー集。http://d.hatena.ne.jp/cinema-technica/


『セックスを評価する女たち』北川佑佳
どんなに優しくイケメンでも、そこだけは不満。女の抱く「好き」の度合いとセックスの良さは比例しない。年齢も立場も様々な、不倫真っ最中の女性たちが「あの人とのセックス」を包み隠さず語ったルポ。女の不倫とセックスはいじらしくあつかましい。


以上、電書部水藤(@tomokisuito)でした。
電書紹介、明日以降も続きます!
(順不同。ブログ掲載にあたり、一部表記を統一しました)